1994香

酔拳の使い手フェイフォンは漢方薬である朝鮮人参を持ち家に帰る途中だったが、汽車で盗人と荷物が入れ替わってしまい人参のかわりに国宝の印鑑を手にしてしまう。そのことから国宝をイギリスに持ち出す密輸集団に狙われるようになり、密輸集団が継母のネックレスを奪った際に禁止されていた酔拳を使う。父親はフェイフォンを勘当。フェイフォンは行く当てもなく屋台で泥酔しているところを密輸集団にボコボコにされさらし者に。もう酒は飲まないと両親と約束するフェイフォンだったが密輸を阻止しようとしているマンケイという男と食事をしているとまた密輸集団に襲われる。マンケイは死亡、国宝の印鑑も取られる。フェイフォンは英国領事館に乗り込むが逆に捕まり、父親はフェイフォンの解放と引き換えに先祖代々の土地を渡してしまう。
どうしようもないとあきらめかけていたフェイフォンだが、その集団が鉄工所を利用して国宝を密輸している事実をつかみ、灼熱の鉄工所で最終決戦。苦しい戦いだったが最後は工業アルコールをがぶ飲みし、密輸集団のボスを圧倒。完全に酔っ払ったフェイフォンはゲップをしてよだれがシャボン玉状になり、それを寄り目で見つめながら終わり。

別エンディングではフェイフォンが工業用アルコールのせいで池沼になるというもの。

前作と主人公の名前は一緒だが物語の関連性は殆どないです。前作同様父親との関係が肝ですが今回は頼れる継母もでてきて更に賑やかに。ラストの鉄工所でのカンフーは必見。ジャッキーに火がつき見る人の魂にも火がつきます。工業用アルコールを飲むというここまでやるかみたいな行き過ぎな感じがいいです。