2013米

グレタ(キーラ・ナイトレイ)は恋人のデイヴ(アダム・レヴィーン)と一緒に音楽活動をしていたが、デイヴの曲が映画主題歌に抜擢され、二人でニューヨークへ行くことに。デイヴはレコーディングなどで忙しくなり、二人の間に次第にすれ違いが生まれる。結局デイヴはレコード会社の女性と浮気し二人は破局。 
グレタはかつての音楽仲間で弾き語りをしているスティーヴに会いに行き、スティーヴのライヴで特別ゲストということで渋々自身の曲を披露する。観客の乗りこそいまいちだったが、酔っ払いで落ち目の音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)の目に留まり、アルバムを作ろうという話になる。ダンは妻とも別居状態で娘との関係も微妙。自分が立ちあえげた会社を首になりなんとかアルバムの制作費だけでも出してもらおうとするが失敗。そこでダンはグレタとスティーヴと一緒に街のアマチュアミュージシャンを集め、路地裏や屋上など街のいたるところで野外レコーディングを企画する。ドラマーとベースがいなかったのでかつて自分がプロデュースし、今や大スターのラッパー(シーローグリーン)にお願いに行くと、ドラマーとベースは自分が金も払って用意すると快諾。 
最初はダンを信頼していなかったグレタだが、ダンも奥さんに浮気され酷く傷ついた過去がある事を知り距離が縮まる。そして好きな曲再生リストを見せ合い、お互いのフェイバリットを聴きながら街中を踊り歩き、二人の間に信頼関係が生まれる。
街のさまざまな場所で野外レコーディングが始まり、騒音が入ったり、警察に追われたりとてんやわんやで作業が進んでいく。そのうちの一曲ではダンの娘もレコーディングに参加し、親子の仲も深まる。
一方デイヴはグレタに再び接近し、かつてグレタが作った曲を音源にしたといって聴かせる。グレタはポップスのアレンジに不満を述べるが、デイヴは観客にすごく受けているという。デイヴはグレタを忘れる事ができず、グレタを自分のライブに招待し、グレタが作ったときのしっとりバージョンでその曲を演奏する。グレタは感動し涙を流すがその場を去ってしまう。
レコーディングは決して録音しやすいとはいえない環境であったが、ダンの音楽プロデューサーとしての力が発揮され素晴らしい音源が出来上がる。ダンはグレタにレコード会社との契約をすすめるが、グレタは契約を断ってしまう。そこでダンとグレタはネットでアルバム音源をわずか1ドルで販売。シーローグリーンもその音源の出来に満足しツイッターで発信。アルバムは爆発的な売上を見せハッピーエンド。

感想:ダンとグレタがクラブで自分達だけ違う曲を聴きながら踊るシーンが素敵でした。
マルン5のアダムもわかりやすいミュージシャン像ではなく、ちょっとナード的な雰囲気を出していたのがよかったです。マーク・ラファロは相変わらずいい味を出しています。