2013香

警官としては乱暴すぎるため、 潜入捜査官として香港マフィアに入り込んでいるロン(ドニー・イェン)。
マフィアでの自分の舎弟が対立組織に捉えられ、助ける為にマージャンで勝負する場面から始まる。
ロンはイカサマを見破り勝負に勝つが、仲間の警察が渋滞で遅れたため、対立組織に囲まれるはめになり、格闘の末何とか逃げ切る。
ロンはマフィアのボスホンからかつての弟分サニーの裏切りについて調査するように言われ、警察側も事件を解決したら警官として復職させるということになり、一人香港に残す母を気遣いながら中国本土に渡った。
現地でエリート女刑事ジンと口喧嘩しながら調査を開始。ロンはサニーに会いにレストランへ行くが、何者かに狙撃されてしまう。サニーはロンのせいだと思い込み、ロンはサニーの部下を撃退しながらなんとか脱出。
裏ではマフィアのボスのホンは、ロンが警察だと気づいており、サニーとロンを対立させるために狙撃手を仕向けたのだった。 
ロンとジンは狙撃手の居場所を捜査するが、狙撃手に逆に反撃されてしまい、ジンは狙撃手を撃ち殺してしまう。
人を殺して落ち込むジンをロンはビルの屋上でなぐさめ、喧嘩ばかりの二人に信頼関係が生まれた。
警察はボスのホンを罠にはめ逮捕するが、サニーは自分の周りはみんな警察の犬だと自暴自棄になり、自分の部下を次々に殺していった。ロンに対しても裏切られたという思いのため、ロンの母親をボコボコにし病院送りに。
ロンは怒り狂い、激しいカーチェイスと格闘の末サニーを逮捕。
半年後、ロンはジンから警察官復帰の知らせを受けて大喜びするのだった。

イップマンのようなゴリゴリのカンフーではなく、格闘の場面でもリアリティを徹底的に追求し、あえて泥臭くしています。関節技や絞め技など総合格闘技を多用してのシーンは新鮮です。全体を通しアクションは迫力あります。ドニーイェンの笑顔が素敵な作品。