2016(日)

 ミツハは飛騨の水が豊かな山沿いで暮らす女子高生。神社家系でたびたび巫女として儀式に参加しており、それが嫌でいつかは東京に行きたいと嘆いていた。ある朝起きると昨日のお前は変だったとみんなに心配される。タキは東京の男子高校生で腕に誰から貰ったか分からない紐をお守りとしてつけていた。ある朝起きると学校やバイト先の記憶まであやふやな状態で友達や先輩に今日のお前はおかしいと言われる。そしてミツハとタキはお互いの意識が不定期に入れ替わっている事に気づく。入れ替わった際は携帯日記にその日の出来事を書くようになり、日記でお互いの愚痴を言い合っているうちに特別な感情が芽生える。
 ある時から突然二人の入れ代わりが無くなり、釈然としないタキはミツハに直接逢いに行くことを決意。苦労して現地につくと衝撃の事実が、、、ミツハは糸守という町に住んでいたがそこは三年前に割れた彗星の衝突で半壊し全国的なニュースになった地域だった。地元の犠牲者名簿を調べるとミツハの名前も載っている。タキは三年という時を超えて隕石衝突前のミツハと入れ替わっていたのだ。 事実を受け入れられないタキはミツハに入れ替わったときに巫女として酒を収めた山頂の洞へ向い、三年前にミツハが作った口噛み酒を飲む。
 タキは再び三年前の隕石衝突の日の朝にミツハの身体で目覚め、友達と協力し夕暮れどきに祭りで神社にあつまっている住民を避難させるよう奮闘する。しかし誰も話を聞いてくれない。タキは確信したように山頂の洞へ向いそこでミツハの意識と初めて会話する。タキがいつも腕につけていた紐はミツハが自分を知らないタキに逢いに東京へ行ったときに渡したものだった。忘れないようお互いの名前を手に書いている途中でミツハは自分の体に戻る。山から町へ降りる際階段で頭を打ち気を失いそうになるが、タキが手のひらに書いた好きだという文字を見て何とか立ち上がる。町内議員の父親を説得し、町民は避難に成功。
 それから八年の月日が流れ、入れ替わっていた当時の記憶がない二人。東京の坂道で偶然出逢いタキがミツハに「君の名前は」と声をかける。 


久しぶりに映画館へ行きました。日本の綺麗な山の集落の風景とシンプルなアニメーションでSFっぽさがなく、独自のストーリー感が味わえます。 私の中で思い出に残るすごくいい物語です。